いつもご覧いただきありがとうございます。
コンスピ広報です。
今回は、YOUTUBEのコンスピリート公式チャンネルにて配信させていただきました
第14回:不動産経営でQOLを爆上げよう!の内容をお送りしたいと思います。
さて、今回のお題は『AD』でございます!
賃貸経営、リーシングとは切っても切れないお話です。
オーナーの方も、これからオーナーを目指す方も、ぜひご覧ください。
初歩的なところですが、ADは、
賃貸管理業・賃貸仲介業で使われるワードで、『広告料』のことを指します。
広告=Advertisementの略称という訳ですね。
そもそも、入居者募集を仲介会社へ依頼して成約となった際には、
成功報酬として法定の「仲介手数料」が発生します。
原則仲介会社が受け取れる報酬は仲介手数料だけですが、
それとは別に入居者を付けるための販促費として「広告料」というものが設定されることがあります。
これが「AD」ですね。
賃貸付けを行うための基本的な「販促費」は
仲介手数料に含まれている、というのが一般的な解釈になります。
国交省が定める「報酬告示」内では、
貸借の場合は「賃料の1ヶ月分に相当する金額以内」が受け取れる報酬の上限となります。
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001213871.pdf
この「AD(広告料)」は、
「報酬告示」第9の①内の但し書き部分、
「但し、依頼者の依頼によって行う広告の料金に相当する額については、この限りではない」と
されており、「AD」はここに該当するという扱いになっています。
正直、単純に賃貸仲介会社の「インセンティブ」に近い
消化のされ方をしているケースもありますし、
フリーレント1ヶ月分に充当したり、
その他入居者さんのイニシャルコスト軽減のための
予算へ充当されることもあります。
表示上は、
「AD100」とか、「AD1」となると、賃料の1ヶ月分相当、
「AD200」「AD2」となると、賃料の2ヶ月分相当、
を表しています。
コンスピリートでも、地方…しかも市街地から離れた郊外物件の
リーシングを現地会社と組んで行うこともありますが、
そんな場合には「AD300」という条件が来るときもあります。
(大体「100」か「200」が相場だと思いますが…)
オーナーにとってはコスト増加になるため、
当然ウェルカムなお話ではありません。
誰も好き好んで出費したい方はいらっしゃらないですよね?
ただ重要なのは、
現在の賃貸仲介のマーケットにおいては、
この「AD(広告料)」が、
当たり前になってきているという点です。
実際全国的に見れば「広告料なしでいける」という物件、エリアの方が
稀(まれ)かもしれません。
付けていることが一般的になってくると、
逆に「付いていない」ことが目立ってしまうため、
同じエリアで、同じようなタイプの募集でADが付いているとすれば、
そちらへ条件を合わせるしかない、という側面もあります。
こうした状況を考えると、
時代的には賃貸付けでの「必要経費」であると捉えて、
それをいかに戦略的・効果的にコントロールするか、
という思考にシフトした方がいいのかもしれません。
賃貸仲介会社側でもこの予算があることで、
条件的な交渉オプションが増えることにも繋がるので、
決めやすくなることは事実です。
また、こういう捉え方もできます。
例えば入居が付くまでに平均4~5ヶ月を要するエリアがあったとして、
賃料の2ヶ月分相当(AD200)を投下することで、
空室から2ヶ月間で決まったとすれば、
4~5ヶ月間の逸失利益を2ヶ月圧縮できた、という解釈も可能です。
オーナーの立場からすれば、
出費であることに変わりない「AD(広告料)」ですが、
募集に際しては感情的な話ではなく、
「論理的・戦略的」な姿勢でコントロールされることをおすすめします。
よろしければコンスピリート公式チャンネルも是非ご覧ください。
チャンネル登録、高評価もよろしくお願いします!
このブログを書いた人
コンスピリート広報
自社の認知度、ブランド力を向上するために社内、社外に向けて情報発信をしています。市場、競合、自社の調査や分析からリーチ方法を明確化しプロモーション活動を行います。