こんにちは。
建物管理部です。

建物管理部というと
入居後のアフターケアかなと思われる方が多く
野球でいうリリーフか敗戦処理のイメージです。

しかしながら、建物管理部でもゴン攻めしている
分野があります。

それは「点検業務」です。
点検というと、人間で言う「健康診断」のようなものです。

消防設備では1年に2回検査を行いますし受水槽では年に1回
浄化槽や汚水槽も点検や掃除をしますし
エレベーターも定期的に点検します。

人間の体と一緒で建物も老朽化すると不具合が発生します。
今までの中でリスクファクターや見逃していた特徴点がないのか
探ることになります。

例えば配管からの水漏れは、まさに血管が破裂したかのようで
病気で言う脳卒中や心筋梗塞と同じく一刻も対処しなければ
建物に後遺症を及ぼします。
ICUに運ばれ緊急手術を実施します。

原因を探すためにカテーテルを入れるかのごとく、カメラで内部を探したり
メスを入れるように壁に穴をあけ原因を探します。
対処後には人間と同じく経過措置が必要になります。

消防設備では避難器具や火災警報器など不測の事態に備えるものがあります。
体脂肪率や、尿酸・血糖値といった
そのうちなんとかすればいいかと思っていると、
ある時、体からのアラームが発生し取り返しのつかないことになります。
それはじわじわと体にダメージを与え、がらりと人生が一変します。

エレベーターや受水槽なども普段生活している分には問題ないですが
肝臓と同じく、沈黙なのでいつの間にか取り返しのつかない不具合に結びつきます。
最悪、臓器移植のように本体を新しく交換しなくてはなりません。

今述べたような症状を防ぐために点検を実施することで
人間でいう体の不調にいち早く気づくことができ
手術だったのが投薬治療や、通院で済むようになるのです。

点検を実施するには
今までの管理会社さんの情報(カルテみたいなもの)
あとは各種機器のスペック(今までの健康診断の結果)があると
対処がしやすいです。

これらがわからないとどうなるか
人間も健康診断を実施しないと何が悪いのか
改善しないと行けないのか困りますし
何年も健康診断を受けていないのは、
体(建物)の変化に気づかず
どこかで癌の如く、少しずつ異常を起こしているかもしれません。

不具合が発生すれば建物管理部は
医師のように原因を探し、処置をくださなければなりません。
トリアージをすることも迫られることもあります。

そうなる前に
建物管理部ではオーナー様の資産を守るために
点検を勧めております。
オーナー様のCF利回り、OPEX、NOI等
重視したいご事情もございます。

点検結果によっては修繕という治療でお金がかかるかもあるかもしれませんが
資産を守るだけでなく、入居者や近隣住民を守ることに繋がるのです。

皆様にお聞きします。

自身は毎年健康診断をするのに
建物の健康診断はしないのですか?

そのまま放って置くと、大変なことになりますよ。

次回も建物管理部の精鋭がブログをお伝えします。
お楽しみに!

 

コンスピリート建物管理部では建物メンテナンスのほかに、入居者さまの対応や、修理オーダーにも対応。
その他、清掃員の管理や火災保険の申請業務も行っております。

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このブログを書いた人

建物管理部
建物管理部は物件に関わるモノ(建物、共用設備、室内設備など)を対象とする管理業務全般。不動産の建物部分のメンテナンスをしています。入居者様のクレーム対応や修理オーダーなどもこちらで対応しています。現場の清掃員の管理や火災保険の申請業務も行っています。