年末から春にかけては引越しの時期です。
新しい部屋に引越しするのに合わせて、家具を一新しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
自分で選ぶと、ちぐはぐな組み合わせにならないように無難なコーディネートになってしまいがちですが、せっかくならばお部屋にあった色の家具をチョイスしたいものです。
今回は、床色との相性で選ぶ家具のカラーコーディネートの方法をご紹介します。
インテリアコーディネーターでなくてもできる簡単な家具色選びを試してみてください。
部屋のカラーコンセプトを決める
まずは、自分に合った部屋のカラーコンセプトを考えてみましょう。
最近ではIKEAなどシンプルながら木のぬくもりを感じられる北欧家具が人気ですが、スタイリッシュなモノトーン家具や少しオールド感のあるカフェにあるような家具にしてみたいという人もいるでしょう。
インテリア雑誌を参考にしたりお気に入りの家具店に行ってみたりして、どのような部屋のコンセプトにするかをイメージしてみると実際に家具を選ぶときにブレずにすみます。
部屋色に合った家具のコーディネート
部屋のコンセプトが決まったら、コンセプトに合わせた部屋や家具の配色を考えてみます。
そのときには、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーという3種類の色を考えてみると、組み合わせやすい色が見つかります。
ベースカラーは部屋の印象を決める
ベースカラーとは、床、壁、天井などに使われている色で、部屋の印象を決めます。
壁や天井は白が多いので、床の色がどのような色かによってどの家具色を組み合わせていくかが決まってきます。
例えば、床が濃い目の色(ダークブラウンなど)ならば、重厚感のある落ち着いた部屋になりますし、明るい色(白、ライトブラウン、無垢材など)ならば、モダンで現代的な印象になります。
中間色(ナチュラルブラウンなど)ならば、どのような家具色にも合いやすく家具の選択の幅が広がるでしょう。
メインカラーで部屋の雰囲気を変える
メインカラーとは、テーブルやソファー、カーテン、本棚など比較的大きな家具に使われる色で、部屋のコンセプト・雰囲気を決めます。
大きめの家具は部屋に占める色の割合が大きいために、家具色をコンセプトに合わせた統一感のあるものにすることで、当初思い描いた部屋のイメージに近づけることができます。
「北欧スタイル」「カフェスタイル」「インダストリアル」といった部屋のコンセプトは、メインカラーや大きな家具の素材感を合わせることで表現するものです。
逆にメインカラーにいろいろな色が混ざってしまうと、落ち着きがなく、くつろげない部屋になってしまいます。
アクセントカラーで部屋に彩りを
アクセントカラーも部屋の印象を決める重要な配色です。
クッションやインテリア家具など比較的小型の家具や観葉植物でアクセントを加えることで、部屋の配色が引き締まります。
家具の色味だけだとどこにでもあるような部屋になりがちです。
パープルやエメラルドグリーンなどオリエンタルな色柄のクッションにすることで南国リゾートのような雰囲気を出したり、モノトーンの部屋の中にビビットな赤の観葉植物や絵画を置くことで部屋がぐっと引き締まったりします。
アクセントカラーはあくまでアクセントですので、部屋全体の配色の5%から10%にとどめるとよいでしょう。
次回は「家具色のコーディネート例」についてご紹介します。
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