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コンスピ広報です。

今回は、YOUTUBEのコンスピリート公式チャンネルにて配信させていただきました
第18回:不動産経営でQOLを爆上げよう!の内容をお送りしたいと思います。

 

地味に深刻な「マンションの管理人不足」問題、
について話してみたいと思います。
区分マンションの管理には特に関わってくるところですので、区分所有オーナーの皆さまには、
「こういう問題も起きているんだな」と、知っておいて頂きたい内容になります。

マンションの管理人さんの業務内容

さて、マンション一階の管理人室などにいる
いわゆる「管理人」さん。
勤務形態としては、「住み込み」「常駐」「巡回」等の種類がありますが、
投資用の区分所有では、
決まった曜日の数時間だけいるような「巡回」の形態がほとんどではないかと思います。

フォーカスされることの少ないお仕事ですが、
その業務内容は

・入居者との窓口対応
・清掃業務
・建物内の各設備等の点検
・管理会社への報告

といったところになります。

「そんなに大変な仕事じゃないのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

現に、従来「管理人」の仕事は、
管理会社の正社員が行うというよりは、
定年退職したシニア世代が担っていることが多く、
半数が65歳~70歳、80%以上が61歳以上とも言われています。

そういったイメージもあり、
比較的ライトな業務と思われがちですが、
実はそうでもない、ということでなり手が不足している訳なんですね。

では、近年じわじわと課題になってきた、
「管理人不足」の原因を見ていきましょう。

マンションの管理人さん不足の原因

1、世の中の雇用形態の変化

各企業の雇用年数が伸びたり、
シニア層の再雇用が積極化したことで、
定年退職後の働き口の選択肢が拡がってきたことが
大きな要因の一つです。

これまでは定年後の働き口が限定的だったことから、
少しでも働きたいというシニア層の受け皿になっていましたが、
社会のしくみが大きく転換したことで、
管理人のなり手不足が顕在化してきた、と言えます。

2、「きつい」「汚い」というイメージ

清掃業務などへの印象もあり、
どうしても肉体労働で汚れる、というイメージも根強くあるようです。

加えて、入居者間のトラブルや、
各種オンサイトの対人対応を一人で担うこともあり、
「大変そう」という印象も少なからずあるのかもしれません。

3、低賃金

ここがかなり大きいと思いますが、
「大変そう」というイメージの割に、
賃金が低いためどうしても忌避されてしまうという側面もあります。

時給を大きく上げようにも、
その原資はオーナーから徴収されている管理費ですから、
その上昇は逆にオーナーのコスト増にも繋がります。
こうした事情から建物管理会社側もおいそれとは管理費を上げられないため、
管理人の賃金も上げにくいという構造があるものと思います。

マンションの管理人さん不足のまとめ

「管理人不足」の主な原因は
今挙げたようなものとなりますが、
働き手が不足すれば、
オンサイトの管理の質が低下することも想像に難くありません。
ゴミ置き場が汚い、分別がされていない、共用廊下の照明が切れている、
という小さなところから始まり、
次第に建物利用のルールやモラルが崩れて、
結果的に「入居者が付きにくい物件」になってしまうことも
大いにあり得る話ですよね。

建物全体で入居者属性が悪くなれば、
例え入居者が付いたとしても、
賃料が周辺相場より弱含みになってしまう可能性もあります。
つまり、管理人不足は、資産価値の下落にも直結しかねない課題、ということが言えます。

近い将来、
不動産経営の分野では切実な課題になり得るトピックですので、
特に区分所有オーナーの皆さまには、
頭に入れておいていただきたい内容となります。

不動産経営について学ぶ

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それでは、コンスピ広報でした!

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