こんにちは、
前編に続きまして、
コンスピリート長谷川でございます。

思いっきり告知回と思っておりましたが、
書いているうちにやや脱線したまま、
前編を終えてしまいました…。

今回は後編ということで、
なぜ“CSプレミアム会員”再開に至ったのか、
というお話をしていきたいと思います。

会員特典も去ることながら、
このサービスの本丸は別にあると考えておりまして。
毎日毎日相当量の物件の裏取りと分析、
ハードの確認等を行い続けているコンスピ。
スルガショック以前も以降も、
恐らく目にする物件量はほとんど変わっていないものと思います。

この経験値と視点、
見方に日常的に触れていただくことで、
会員の皆さまの選別眼や分析眼が伸長していく、
ここを本丸としています。

さて、再開に至ったキッカケの話ですね。

スルガショック以降、
特に遊んでいた訳ではなく…
コンスピが新たに手掛けてきた大きな事業が、
「都心一棟の建築事業」と「収益改善事業」でした。

収益改善とは、
反響で直接お問合せ頂く方の他に、
金融機関からのご依頼で、
返済が滞り始めたオーナー(物件)の調査、
情報収集、分析、問題点の抽出と改善策の立案、
その実施までを行わせていただき、
収益と返済を安定軌道に乗せる、という業務です。

この事業を始めてから3年以上が経ち、
総数として250棟を超える問題案件に携わってきました。

いや…本当にとても鍛えられました。
一つとして同じ内容の案件はなく、
どの角度から問題点が上がってくるのか、
予測不能な毎日。
「どうしてそんなことになるんですか…」が目白押しです。

そして、この経験を通して、
コンスピとして気付いたことがあります。
悩んでいるオーナーの方々は皆さん孤独だということです。
一人で思い悩み、
途方に暮れているたくさんの方々にお会いしてきました。
目の前で泣かれたことも一度や二度じゃない。
家族に苦しい思いをさせていると悔やむ方々にもお会いしてきました。

「こういう人たちをもう増やしたくない。」

何の他意もなく、
コンスピの総意としてそう考えるようになりました。

我々はかなり以前から申し上げておりますが、
不動産業界(とりわけ売買界隈)で問題が起きるとき、
その大半は「人災」だと思っています。

自社の利益、自らの利益を最優先に物件を販売し、
結果購入者の人生を蹂躙する。
都合のいい「オーナーの自己責任論」を盾に
自らが手掛けた案件の幕引きをしない…どころか、
早々にオーナーの前から行方を眩ませている始末。

これをどうすれば防げるのか。

そこで思い至ったのが“CSプレミアム会員”のサービスでした。

やはり入口でどれだけ綿密な検証を行っておけるか、
ここがすべてのはじまりです。
この段階で自社の恣意的なフィルターを掛けず、
公正・公平、客観的なデータの積み上げで、
購入判断をしていただく、そこが基本なんじゃないか、と。

かつても同サービスを提供していた訳だけれど、
収益改善を経験する前とした後のコンスピでは
提供の意図やノウハウが大きく異なる、と思っています。

だから、多くの方々に使っていただきたい、
今はそう考えています。

前編にも書いた業者専用のデータベースは、
その多くが課金制でございまして、
恐らく一件データを引っ張るだけでも、
皆さんが思っている以上にコストかかるんです。
(ちなみに、●千円単位です、一件あたり)

これを無償でやっていこうとすれば、
どうしても自社ではサービスを維持できませんし、
本懐を遂げることもできない。
したがって、公正・公平であるためには、
ここで会費をいただいてサービスとして
一度完結させていく必要がありました。

「会費を払ってまで…」という方もおられることでしょう。
その場合は無理に使って頂く必要はありません。
ただ、業界の内側にいる会社が、
皆さん側に付いくことで
「オーナーを孤独にはさせない」ということに
価値を見出して頂けるのであれば、
ぜひサービスの詳細お問合せください。

強引な勧誘をするつもりはございませんので…。

というわけで、
前後編長文になりまして失礼しました。
“CSプレミアム会員”の再開意図や、
サービスについて少しでもご興味をもっていただけたら幸いです。

ではでは、コンスピリート長谷川でした。

“CSプレミアム会員”

このブログを書いた人

CPM 長谷川 悠介
CPM(米国公認不動産経営管理士)有資格者が様々な分野についてわかりやすく説明します。