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コンスピ広報です。
今回は、YOUTUBEのコンスピリート公式チャンネルにて配信させていただきました第53回:不動産経営でQOLを爆上げよう!の内容をお送りしたいと思います。
今回は、前回の「レバレッジ判定」の前編に引き続きまして、その後編をお届けしたいと思います。
「レバレッジの計り方」の前編では、その考え方や、分析に必要な各指標に関してのお話ををさせて頂きました。
ただ、説明が多くなってしまいましたので、後編では実際に例に沿って、レバレッジの判定をしてみたいと思います。
前編・後編通して動画を見ていただけると、レバレッジの判断と資金計画が適正かどうか、ご自身で確認できるものと思います。
物件例はこんな感じです。
販売価格5000万円のアパート
購入諸費用300万円
年間収入400万円(表面利回り8.0%)
LTV90%(借入額4500万円)
借入金利2.5% 期間35年
月額管理費5%
建物管理費10000円
固都税300000円/年
では、前編で解説したレバレッジ判定、
K%<FCR<CCR
となるかを算出していきましょう。
まずK%ですが、
4500万円/2.5%/35年とすると、
月のローン返済額は160872円となります。
返済年額は1930464円ですから、
1930464円÷4500万円×100=4.29%
で、K%は4.29%です。
続いてFCRを求めてみましょう。
年収400万円に対して、
運営費は以下のようになります。
賃貸管理手数料が収入の5%で20万円、
建物管理費は年間12万円
固都税が30万円。
通常は未収損や空室損、
ADなども加えますが、
今回は発生していないものとして計算します。
つまり、営業純利益NOIは
400万ー(20万円+12万円+30万円)=338万円
となります。
購入コストは物件価格5000万円+諸費用300万円で、
5300万円。
FCRは、
338万円÷5300万円×100=6.38%
と導き出されます。
そして最後にCCRの計算です。
購入時のイニシャルコストで現金負担をした部分は、
物件価格と融資額との差額の500万円と、
諸費用300万円となりますので、
合計800万円。
BTCF(税引き前キャッシュフロー)は、
400万ー(20万円+12万円+30万円)=338万円 から、
年間のローン返済額1930464円を差し引いた金額ということになりますから、
1449536円、これが正味のキャッシュフローです。
したがって、
1449536円÷800万円×100=18.12%
というわけで、キャッシュの利回りとなるCCRは、
18.12%となりました。
これで、レバレッジが効いているかどうかの判定に用いる、
各数値が全て揃ったことになります。
K%:4.29%<FCR:6.38%<CCR:18.12%
という結果になりましたので、レバレッジは正、適性に機能しているという判断ができます。
ちなみにK%が変動する要素は、金利と期間になりますので、頭金を多く出すことで金利が段階的に下がるといったケースであれば、K%は変動しますが、単に借入額のみが上下しても、K%は一定となってしまいますので、ご注意ください。
不動産の営業担当が、「不動産はレバレッジが効くからいい」とプッシュすることがありますが、厳密に言えば「どの程度効いているか」を判定しないことには正確な判断はつきません。
融資で収益物件をご購入の際には、ぜひこの分析を行ってみていただければと思います。
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それでは、コンスピ広報でした!
このブログを書いた人
コンスピリート広報
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