オリンピックに伴う不動産開発が
進んだことで、ここ数年
首都圏を中心に不動産価格が
上昇している傾向がみられます。
そこで、今人気が高まっているのが
「狭小住宅」です。
「狭小住宅」とは、
明確な定義はありませんが、
おおよそ15坪以下の土地に建てられる
一戸建ての住宅を指すことが多いようです。
地価の高いエリアでも、狭小住宅なら
予算にあう一戸建てが見つかることから
購入を検討している人も多いと思います。
しかし、ポイントを押さえて物件探しや
間取りの相談をしなかったために、
失敗してしまうケースも多いようです。
今回は、狭小住宅の賢い買い方について、
失敗例を交えつつ紹介します。
ぜひ狭小住宅購入の際の
参考にしてみてください。
狭小住宅のメリット・デメリット
一戸建ては広いに越したことはないと
思われがちですが、
狭小住宅にも独自のメリットがあります。
冒頭で述べたように、購入を検討する
エリアの選択肢が広がるほか、
土地や建物が小さいために、
固定資産税などの支出を抑えられることも
大きなメリットです。
また、家族が一緒にいる空間が多いために
コミュニケーションがとりやすいと
いう声もきかれます。
一方で、
3階建てにしたり
ステップフロアにしたりするなど
特殊な建築になることから、
坪当たりの建築費が高くなる
ケースがみられます。
また、いくつかの一戸建てを
まとめて分譲することも多いために、
隣の建物とデザインや仕様が似通ったものに
なってしまうことが多いようです。
オリジナリティを重視する人にとっては
デメリットになってしまうかもしれません。
ココで失敗する!
狭小住宅の失敗例3選
狭小住宅を選んだ人が
失敗するケースを見てみると、
同じようなポイントで
失敗していることに気づきます。
特に多い失敗ポイントをみていきましょう。
▼家具や収納が置けなかった
現在使っている家具が
入らなくなってしまったというケースは
狭小住宅の典型的な失敗例です。
狭小住宅の場合、
部屋数を多くとろうとすると
部屋が小さくなってしまう
ことがよくあります。
また、広さの問題だけではなく、
天井が低い部屋だったり、
天井が斜めになっていたりする部屋に
高い家具が入らないという
ケースも散見されます。
▼付属設備のスペースが狭い
狭小住宅は、部屋のスペースを
できるだけ多く確保しようとするため、
エアコンの室外機や給湯器、駐車スペース、
屋外倉庫などのスペースについては
二の次になってしまうことがあります。
その結果、狭小住宅の購入者からは、
車が敷地からはみ出してしまった、
エアコンの機種によっては室外機が
置けなかったといった声がよくきかれます。
また隣地の給湯器やエアコンの
室外機の置き場所が悪く、
騒音が気になったという人もいるようです。
▼冷暖房効率が悪く電気代が高くなってしまった
解放感のあるスペースにしようと、
1階のダイニングと2階のリビングを
吹き抜けにしている間取りもあります。
リビングダイニングで過ごすひとときは
住まいの中でも最も重要な時間です。
リビングとダイニングに一体感を持たせて
くつろぎの場を演出するために、
1階・2階を吹き抜けにしてしまう
ことはよいアイディアです。
しかし、階段や廊下も一体となっている
間取りとなることが多いために、
熱効率の面では悪くなることを
覚悟しなくてはなりません。
古いエアコンをそのまま使っていると、
電気代が跳ね上がってしまうことも…。
次回は”狭小住宅購入のポイント”に
ついて解説します。
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このブログを書いた人
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