コロナウィルスの影響で遠出が制限されているためか、
おうち時間をもっと充実させたいという方が増えています。
そんな中、自宅でアウトドア気分を楽しめる
インナーバルコニーの需要が高まっていることが話題になっています。
というわけで、今回はのテーマは「インナーバルコニー」
混同されがちなベランダ等との違い、メリット・デメリット、
設置するときの注意点などについて紹介します。
一戸建て住宅の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
バルコニーの種類と特徴
マンションや一戸建ての間取りを見ると、
窓から張り出した空間についてベランダ、バルコニー、テラスなど
さまざまな呼び名が使われていることに気づくと思います。
これらの用語の使い方にはきちんとしたルールがあるのです。
▼ベランダ・バルコニー・テラスの違い
まず、ベランダとバルコニーはいずれも
2階以上の部屋の窓の外に張り出した部分を指していますが、
この2つは専用の屋根が建付けられているかによって区別されます。
屋根が建付けられていないのがバルコニー、屋根があるのがベランダです。
マンションの場合は、上の階のバルコニーの床が結果的に屋根のような役割を果たす
ことがありますが、この場合はあくまでバルコニーに分類されます。
一方、テラスは1階部分の窓の外に張り出した部分を指し、
部屋の床とほぼ同じ高さのデッキが建てつけられたものです。
ウッドデッキもテラスの一種になります。
▼様々なバルコニーの種類とインナーバルコニー
バルコニーと一口に言ってもさまざまな種類があります。
建物の1階の屋根上の空間を利用して設置されたルーフバルコニー、
建物の屋上を利用したスカイバルコニー、
そして今回のテーマであるインナーバルコニーです。
インナーバルコニーは、部屋から張り出した形ではなく、
住戸の内側に奥まって設置されるバルコニーです。
屋根があるのでベランダかとも思われがちですが、
専用の屋根を取り付けているのではなく、
元々の建物の屋根を利用しているためにバルコニーと呼ばれます。
インナーバルコニーのメリット・デメリット
インナーバルコニーは、もともと部屋やリビングの
一部になるような空間を窓の外になるように設計したものです。
そのため、一般のバルコニーのように奥行きに制限がなく、
ある程度ゆったりとした奥行きのバルコニーにすることができます。
また、部屋とバルコニーが一続きに感じられるため、部屋が広く感じ、解放感が生まれます。
インナーバルコニーのある一戸建てに住んでいる家族の中には、
アウトドアに使うテーブルやいすなどを設置して「アウトドアリビング」にしたり、
キャンプ気分で「ベランピング」を楽しんだりと、
非日常的な空間をエンジョイする人も増えているようです。
一方で、インナーバルコニーは構造上、壁材を多く設置したり
下階のために断熱材を敷いたりしなければならないために、
通常のバルコニーよりも費用が掛かります。
また、インナーバルコニーに接している部屋には
日差しが入りにくくなるために、間取りには工夫が必要です。
次回はインナーバルコニーにするときの注意点について解説します。
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